こんにちは!
複数の億規模プロジェクトでPLやってるやまさんです!
突然ですが、ボクは今でこそ、PLとして億規模のプロジェクトを任せてもらってますが、新人の頃はと言うと…
「エンジニアとして生きていくなら、 ITスキルをみがいていくしかないよね」
「PMとかPLとかコンサルとか、ゴマスリがうまい人がなるものでしょ?」
ホント、根性がひん曲がってますよね。
ウェーブどころじゃありません。
パーマみたいにクルクルです(何の話?)
とまあ、そんなやまさんでしたが、今では
ITスキルは”並”でも大丈夫。
むしろ”中の下”でも戦える。
むしろ、エンジニアはPMやPLが持ってるようなビジネススキルを優先的に学んだ方がいい。
そう思ってます。
もう完全に裏切り行為(笑)
心変わりもいいところです。
なんでこんなちゃぶ台返しをしているのか。
それはエンジニアとしてITの世界で戦っていくには優秀なPMやコンサルの持つビジネススキルが強力で、不可欠だと気づいたからです。
実際にボクのITスキルは貧弱もいいところ。
一般的には”並”レベル。いや、”中の下”で平均以下と言ってもいいでしょう。
会社にも、ボクよりITスキルがすごい人はたくさんいます。
同期入社の人と比べてもボクの技術力は高いほうではありません。
むしろ、低いほう…
そんなやまさんですが、今の仕事っぷりはというと…
- 数億規模のプロジェクト複数にプロジェクトリーダーとして参加
- 上司から”昇格させるから辞めないで”と直接言われる
→その後、社内で最短昇格を達成^^ - 同僚、後輩から”頼りになる”と言われる
- 同期達の年収に100万以上の差つける
- ボーナス評価6回連続最高評価を獲得
- 年功序列の残る大手SIerで最短での昇格を達成
- etc…
自分で言うのもアレですが…
なかなかのエンジニア(SE)ライフを送れているんじゃないでしょうか。
と、今は↑みたいな感じですが、昔はなかなかの悲惨な状態でした…
ということで、今回はやまさんの昔話をしてみたいと思います。
Contents
文系からSEへ ITスキルで生き残っていくと決めたのに初めてのプログラミングでいきなり”逃げる”
ボクは新人の頃、とんでもないポンコツでした。
というか、文系卒ということもありプログラムはおろか、Excelやwordすらまともに触ったことありません。
VBA? BBQの仲間的なヤツ?
そんなレベルでした。
そのわりには次のようなセリフを吐くのです。
「エンジニアとして生きていくなら、 ITスキルをみがいていくしかないよね」
「PMとかPLとかコンサルとか、ゴマスリがうまい人がなるものだよ」
もうほんとク〇みたいなやつですよね←
なんでエンジニア(SE)になったの?
エンジニア(SE)になった理由はいくつかあります。
- ITは成長分野だと感じたから
- エンジニアでITスキルを身につけたら自分の実力で人生切りひらいていけると思ったから
- エンジニアってなんかカッコいい!
当時、そう思いエンジニア(SE)という職業を選択しました。
1つ目はこの頃のボクとしては珍しくいい判断だったんじゃないかな、と思います。
日本全体でちょっと元気がないですが、そんな中、ITは成長分野ですからね。
2つ目はちょっと、というか、かなり甘い気もしますが、まあいいじゃないですか。
当時は20代前半の若者ですし、そういう決意というか野望を持つのはいいんじゃないかなと思います。
問題は3つ目。
なんかカッコいいって…
そんなんで自分の人生決めていいの?
ツッコミどころ満載です^^;
そんな不純な動機で(なぜか)面接を突破し、エンジニアになったやまさん(新人時代)。
ITスキルほぼゼロなので勉強は必須です。
うれしいことに入社できた会社は業界でもかなり大手のSIerでした。
大手というもあってか新人研修も手厚く、現場配属の前にプログラミング研修もしてもらえます。
そこで、自分のITスキルのなさを自覚しちゃんと勉強すればいいんですが…
プログラミングの勉強から逃げました…
同期入社にはボクと同じような文系卒の人もいましたが、IT企業なので情報系卒の人もいたんですよね。
むしろ、というか、当然かもですが、情報系の人の方が多かったです。
研修の中でいろいろ課題が出されるんですが、ITスキルゼロのやまさん(新人時代)はもちろん分かりません。
ちょっと言い訳が入るかもですが、分からないこと自体はいいと思うんです。
初めてITの勉強するんだし、何事もみんな最初は初心者。
それぐらいはオオメに見てあげましょう。
ここで自分でwebとかで調べて、それでも分からなければ、情報卒の(優しい)同期に教えてもらいスキルアップしていけばいいだけです。
ただ、同時のやまさんは…
ここのコードどう書いたらいいか分かるー??
あーそれはこうやってね…
あーこう書くんだ!ありがとうー(よし、このコード提出すれば課題クリアだ)
そんなコシャクなことをしてました。
ようは分からないから頑張って勉強するいいのに…
分からないから逃げたのです。
ここで、もう一度、ボクがエンジニア(SE)になった理由をおさらいしてみましょう。
- ITは成長分野だと感じたから
- エンジニアでITスキルを身につけたら自分の実力で人生切りひらいていけると思ったから
- エンジニアってなんかカッコいい!
ITスキルで人生切りひらくってどこいったの?!
エンジニア(SE)になる前の新人研修でいきなり方向性間違ってるやん!!
そんなボクの当時の心の中でこんな言い訳をしてました。
やっぱり研修は研修だから、実践と比べると意味無いよねー…
なんかもっともらしいこと言ってますね。
ただ、研修(練習)でできないことを実践(現場)でできるわけないだろって話です。
そんなこんなで、こんなズルをしながらやまさん(新人時代)はプログラミング研修を逃げ切りました。
そして現場で待っていたものは…
地獄でした。
文系卒のポンコツSE 新人研修でズルした結果、配属後に地獄をみる
VBAという単語すら知らない。
Excel、wordもまともに触ったこともない。
そんな状態なのに、研修でまともに勉強せずいっしょだった同期のコードをパクって提出。
その割に「研修は実践じゃないから意味無い」とか言ってるやまさん(新人時代)も、新入社員が研修が終わって現場に配属されます。
結果、どうなったか。
まあひかえめに言って…
地獄をみました。
当たり前ですが、現場に配属されると仕事ふられます。
ボクが配属された部署では新人はプログラマーとして働くことになってました。
で、プログラマーの仕事はコーディング。(そりゃそうだ)
ただ…
残念なことに、当時のやまさんはまともにプログラミングができません。
会社がお金を出してやってくれた新人研修から逃げ、
自分で勉強もせず、
研修意味無いとか言ってる
それだけの若造だったので当たり前ですね^^;
もちろん、最初、先輩たちは優しく説明してくれました。
設計書を見せてくれながら、
ここの処理はループいれて…
そこはIF文を使うより、こっちの方が…
こんな丁寧に教えてくれてるのに、当時のやまさんはと言うと…
あーそうなんですねー。で、ループ処理ってどうやって…
とかそんなこと言ってます。
巷では自走できるエンジニアは貴重だ。
指示がないと動かないエンジニアはちょっと…
などと言われてますが、その次元の話ではありません。
指示しても、
走れるようにレールを敷いても、
まったく走りません。
そもそも走れるだけのパワー(ITスキル)がないんですよね。
当時、先輩たちは思ったことでしょう。
(あ、今年の新人、地雷だわ)
そんなことやってると、現場配属当初の歓迎ムードがだんだん変わってくるんですよね。
(いつも通り)作業に詰まって先輩に質問しにいくと、けむたがられます。
先輩たちも忙しいので当然の反応でしょう。
ド素人をフォローするために時間はありません。
そして、そういう空気感を感じ取って、当時のやまさんもだんだん質問しに行かなくなります。
でも分からないところが解決するわけではなく…
ヤバい、なんとかしなければ…
とりあえず、webで調べてなんとかしようとします。
幸いなことにコンパイルエラーを解消するところまではなんとかいきました。
ですが、バグだらけです。
で、レビューでボコボコにされ、進捗会議で遅れを報告し、徹夜で対応するものの、挽回することはできず…
結局、もうこれはやばいということになり、ボクの分の仕事を先輩がこなして、なんとか初仕事は終了。
自分で書いていたソースコードはほぼ原形がありませんでした。
ボクが書いたとこを探すのに時間がかかるような状態です。
冒頭で紹介したように、この当時のやまさんはITスキルで自分の人生切り開いて行こうと思っていました。
さすがにこれはやばい気がする…
というか、絶対にヤバいだろ…
ITスキルで人生切り開くどころか、介護してもらってるような状態じゃないか。
こんな感じで「さすがになんとかしないとやばい」そう思い、ITの勉強をはじめます。
実のところ、この時点で先輩たちはITスキル以外のスキル、マネジメントやお客さんの業務を知りビジネスレベルで語るようなスキルはそれほど高くないことになんとなく気づいていました。
なので、ここで先輩たちが苦手なビジネス方面をカバーするように動ければ、話は変わったかもしれません。
ですが、当時のやまさんはそうしませんでした。
エンジニア(SE)はITスキルで生きていくという固定観念が邪魔をしたのです。
固定観念というのはちょっとカッコつけすぎかもしれませんね。
ITスキルもないのに、エンジニアはITスキルで生きていくべきだという、謎の”こだわり”が先輩たちが苦手なマネジメント方面でカバーするという行動を許さなかったのです。
一言でいうと、プライドですね。
中身のないスカスカのプライド。
そんなハリボテのプライドを胸にITの勉強としてプログラミングスキルを身につけようと考えます。
言語はよく考えもせず、なんとなくでVBAにしました←
せっかくなので日頃の業務で使えるツールを作ろうという下心もあり、
フォルダ内にある複数ファイルを一括でPDF化する
そんなどこにでもありそうなツールをVBAで作ってみよう、そう決めます。
わざわざ作らなくても、ググったら出てきそうだ…
で、そのツール作成を題材にしたVBAの勉強はどうなったかと言うと…
1週間ちょいで挫折しました ←オイ
まあ、適正がなかったということあると思いますが、結局のところ覚悟が足らなかったのです。
初期のころのプログラミングの勉強って、webや本で調べるのとコンパイルエラーの繰り返しですよね。
そして、コンパイルエラーを乗り越えて次はデバック。
なかなか根気のいる勉強だとボクは思います。
それに耐えられなかったのですよね。
なぜ、耐えられなかったのか。
そもそもITスキルで生きていこうと決意した根っこの理由が「なんかカッコいい」なんですよ。
この決意に問題あります。
プログラミングスキルをはじめ、ITスキルは専門技術です。
「なんかカッコいい」というレベルの覚悟。
それに加え、文系卒、Excelやwordですら微妙。
とどめは才能のもないという圧倒的不利な状況。
そんな圧倒的不利な状況でヤツが独学で人生切り開くレベルのプログラミングスキルなんてものを身につけられるはずがありません。
圧倒的に足りないのです。
届かないのです。
甘すぎるのです。
そんなこんなで、現場配属から独学でITの勉強を始めるという一連の経験から得たものはというと…
あ、ITの勉強に自分むいてないわ。
これをやまさん(新人時代)は痛感したのでした。
ポンコツSE ITの世界で”戦い方と戦える領域”を見つける
エンジニアはITスキルがあってなんぼ。
そう考えているものの、IT技術の勉強に挫折したやまさん(若手時代)。
結局、挫折してスキルアップできてないので、配属されて1年ほどたっても職場ではポンコツのままです。
そんなやまさんは当時どうしていたかというと…
空気を消してました。
”空気を読む”のではなく、自分の存在そのものをその場から消そうとしてました。
さすがに1年もたつと、進捗会議などで何を言ってるかは分かってきます。
ですが、何かすごいことが言えるわけでもないので黙っています。
というか、何か発言しても
「それ、ポンコツのお前にできるのかよ」
「できもしないことを言うな」
そんな風に言われると思っているので、極限まで存在感を消していました。
優しい先輩が多かったのでそこまで思わないにしろ、
”関わるといろいろフォローしないといけなくなってめんどくさいヤツ”
そんな感じの存在だったんじゃないかと思います。
そしてこの頃のボクは自己肯定感というものがボコボコになっていました。
職場では最底辺のポンコツSEでみんなから白い目で見られる(という思い込み)
エンジニアになったのにITスキルのセンスが自分にはない
転職するならはやいほうがいい気がするけど、こんなポンコツ雇ってくれるとこなんてあるのかな…
そんな感じのことを考えていたと思います。
自信喪失というヤツですね。
よく考えると、努力という努力もしてないのに自信なくしてるのはおかしな気もしますが、喪失感というか虚無感に溢れた感じです。
なので、職場では存在感を消してました。
とまあ、そんな暗い毎日を過ごしていたある日。
1件の電話がお客さんからかかってきます。
トラブル発生の電話でした。
なかなかのバグでお客さんの仕事が止まってしまうぐらい、重大バグでした。
先輩たちは青ざめた顔ですぐに上司に報告。
お客さんのえらい人含めてすごい怒ってるし、職場のえらい人も会議室に集まってきて障害対策本部みたいなのができます。
さらに普段、現場にいないようなウチの会社の役員と呼ばれる超えらい人もやってきてお客さんに平謝り。
その間、部長とか課長とかは「まだ原因はわからないのか!」とか怒声が飛び交います。
先輩たちや熟練のエンジニアさんたちはめちゃくちゃあせりながら解析してるような状況。
そんな中、ボクは表向き先輩たちといっしょにバグの解析をしてるようにみえたと思います。
実際はトラブルが発生したプログラムは分かったのですが、とても複雑な処理のところでボクは一瞬で解析をあきらめてました。
「解析状況どうだ? 分かったか?」
そう、管理職に聞かれるのをおそれて空気を消します。
何かやれることありますか?
そんなことを先輩たちに聞ける雰囲気ではまったくありません。
障害特有のみんなあせっていて空気がピンっと張りつめてピリピリしてる感じです。
ボクの技術力では何もできない。
でも何かしなくてはいけない。
そんな気持ちはありました。
文系卒でも、ポンコツでも自分はエンジニアだ、という自覚があったのかもしれません。
いえ違いますね。
そんなキレイなもんじゃなかったと思います。
ただただ、認められたかっただけ。
なんだかんだ言って、面倒をみてくれる先輩や熟練エンジニアの皆さんの役に立つことをしたい。
なによりも
空気を消して、肩身の狭い毎日を過ごすだけの存在はイヤだ。
そんな泥臭い感情です。
そして、ふと、ソースコードが映し出されるPC画面を見ながら、ふと思います。
このトラブル、原因が分かったら試験して本番環境のソースコードもいじることになるだろうな。
じゃあ、バグを直して後のソースコード反映の手続きが必要になるはず。
本番環境の資源いじるための手続きめんどくさいから、今のうちにこの手続き進めておこう…
数時間後…
午前2時とか3時だったと思います。
原因が分かってソースコードを書き換え試験が終わりました。
抜群のITスキルを持つ先輩たちの努力の甲斐あって、なんとかお客さんの翌日の業務に支障なく復旧できそうな流れとなっていました。
よしこれで試験完了…次は本番環境に資源反映だ。
あー反映手続き資料作らないと…
手続き資料の作成、完了してます!いつでもいけます!
ホントに?! ありがとう!!
この作業苦手で時間かかるんだよね。
このときの先輩の言葉にやまさんは衝撃を受けます。
あのめちゃ優秀な先輩でも苦手なことがあるのか…
やまさんはIT技術では知識も経験もセンスも先輩たちの足元にも及びません。
先輩たちに力が及ばなくても、戦える分野があるんじゃないか。
先輩たちの苦手なIT以外の分野でなら、やっていけるんじゃないか。
エンジニア(SE)でも、ITスキル以外で戦う方法があるんじゃないか。
そう感じた瞬間でした。
当たり前ですが、人には得意/不得意があります。
やまさんの先輩たちはIT技術的なことは強かったのですが、社内調整、お客さんの業務フローの知識、マネジメントなどの分野にはそれほど強くありませんでした。
先輩たちはIT技術を勉強するのが好きだったんですよね。
まあ社内手続きが好きな人はかなり珍しいと思います(苦笑)
というか、ほぼいないでしょうね^^;
ただ、マネジメントスキルなど、ITと関わりのないスキルにあまり興味はないようでした。
このことに気づいて直接の先輩だけではなく、いろんなチームの先輩や同期を観察してみたところ、ITスキルを磨いている人はたくさんいました。
いろんなプログラム言語を勉強したり、
アプリからインフラの分野に挑戦したり、
IT系の資格の勉強をしたり…
エンジニアなので特に不思議なことではありませんよね。
新人の頃のボクのようにITスキルで戦っていこうとしているのです。
これが悪いということではなく、むしろ王道なんじゃないかなと思います。
ですが、王道の道を行くということはたくさんの優秀なライバルと戦うということ。
- 経験豊富な熟練エンジニア
- 超センスを持った若手エンジニア
- 趣味がプログラミングで普通の人が努力と思うことを努力と感じずにやることができるエンジニア
- etc…
ITスキルで競っていく領域は競争相手の多い、ライバルだらけのレッドーオーシャンなのです。
ボクが所属する部署には200人以上のエンジニアがいます。
その人たちを観察してみると、次のようなビジネススキルを持ったエンジニアは20人以下。
10%にも満たない数でした。
- お客さんの目的は何かを把握しITシステムを”役に立つツール”として提案するスキル
- お客さんの業務フロー上のどこでITシステムを使えば効率化できるのかを見抜くスキル
- ITシステムを使った結果、どうなれば成功といえるのか、1つの”答え”を出してエンジニアの人たちに発信できるスキル
- etc…
これに気づいたとき、ボクの”戦い方と戦場”は決まります。
IT以外のスキル、ビジネススキルでITの世界で生き残る。
数年、開発現場で経験を積んだけど、”並”、いえむしろ”中の下”のITスキルしか身につかなかったボクにはこれしかない。
そう考え、ビジネススキルを磨くために時間を割きました。
最初は社内手続きから。
正直なところ、社内手続きをまわすのはめんどくさく、会社や部署が変わると使えなくなる知識なので、開発現場で詳しい人はほとんどいませんでした。
でも組織で仕事する上では必要になる知識です。
正直なところ、ボクもやる気はあまりおきませんでしたが、凡人SEのボクには後がありません。
分厚い資料を読んで知識を取り込みます。
分からないところは社内手続き作る人たちに聞いてまわりました。
そして、それまでは空気を消すことに全力をかけていた進捗会議で言うのです。
その社内手続き、ボクやっときます。
もともとポンコツだったのでこういった社内手続きの仕事をやることは多かったです。
当時はそれぐらいしかできることがなかったと言った方が正確かもしれませんが…^^;
ですが、自分から”やっときます”というのと、”指示されてやる”のとでは周りに与える印象は大きく変わります。
最初は「まあこれぐらいならいいだろう」から「この作業はやまさんに任せるのが一番効率がいい」、そんな風に変わってくるんですよね。
人間、そんなものですw
そうやって少しずつ信頼を得ていきました。
また、ボクは社内手続きの知識を得るのと並行してビジネス書を読みあさります。
論理思考や仮説思考、その他にもエッセンシャル思考の本などいろいろ読みました。
読んだ本の数は100冊近くになると思います。
そこで知識を得た知識を使い、空気を消していた進捗会議で言うのです。
この問題より、こっちの問題を先に解決した方がいいと思うんですが、どうですかね?
こことここの作業を分解すると、同時並行できる部分が増えるのでスケジュール遅延防げるんじゃないでしょうか。
こういう作業するには事前にxxチームと調整が必要だと思うので、打合せ日程の調整しときますね。
こんなことを続けていった結果、どうなったかというと…
先輩、この作業遅れてますが、明日までになんとかできそうですか?
こんな偉そうなこと言うようになってました(笑)
これ、少し前まで会議で存在感を消すことに全力を出してた人間のやることだと思います?
空気を消すスキルを磨いていた人間の発言とは思えませんよね(苦笑)
ビジネススキルをアップさせると、業務フローを予測する力やこうあるべきといったゴールを設定する力が高まります。
なので、目標達成に必要な作業を洗い出したりすることもできるようになるんですよね。
そんなことをしていると周りからの評価も上がってきます。
その結果、やまさんはどうなったかはこの記事の冒頭の通り^^
もう1度おさらいすると…
- 数億規模のプロジェクト複数にプロジェクトリーダーとして参加
- 上司から”昇格させるから辞めないで”と直接言われる
- 同僚、後輩から”頼りになる”と言われる
- 同期達の年収に100万以上の差つける
- ボーナス評価6回連続最高評価を獲得
- 年功序列の残る大手SIerで最短での昇格を達成
- etc…
ポンコツと呼ばれたエンジニアでも、ビジネススキルを武器にしてここまでくることができました。
この記事を読んでくれているあなた。
もし、ITスキルで伸び悩んでいるなら非ITの分野にも目を向けてみてください。
エンジニアはITスキルが全てではありません。
必ず活路はあります。
ボクの体験が何かの役に立てばとてもうれしいです。
まとめ:エンジニアのビジネススキルはライバルが少ない戦場で戦えるサバイバル術
結局、ボクがやったことは”IT技術力というレッドオーシャン”から”ビジネススキルというブルーオーシャン”へ場所をうつして戦っただけなんですよね。
ビジネススキルで戦うという戦場を見つけてからは本当に速かった。
周りに競争相手がほぼいない状態ですからね。
正直なところ、ポンコツSEから脱出するどころか、自分が持ってるIT技術が古くなって市場価値がなくなるという恐怖からも開放されました。
なぜかというと、ビジネススキルは一度身につけるとずっと使い続けることができるからです。
一方で、IT業界では「ITの勉強しないエンジニア→エンジニア失格」という雰囲気があるのも事実…
ということで、この「ITの勉強しないエンジニア→失格」の空気感についてこちらの記事でボクの思うことをまとめてみました。
このブログの中でも人気ある記事なので、興味のある方は一度見てみてくださいね^^
それでは!!
そんなことを思っていました。