こんにちは!
複数の億規模プロジェクトでPLやってるやまさんです!
IT資格意味あるの論争(?)は根深いですよね…
これから資格を取ろうとしてる人も「意味がない」って聞くと勉強するか迷ってしまいますよね^^;
正直なところ、IT資格が意味があるか、意味がないかは置かれてる状況によって変わってくると考えています。
「今後どうしたいかで変わってきますよー」ってことですね。
この記事は次のような人に一度読んでほしい記事です。
- これからIT資格を取得しようか考えている人
- IT資格取得のために勉強している人
それではさっそく紹介していきますね!
Contents
IT資格は意味がある場合とない場合がある
IT資格が意味あるのか、意味がないかは今現在置かれてる状況と今後どうしたいかによって変わってきます。
結局、意味あるか意味ないのか、どっちなの?
今の状況と今後のキャリアによって変わってくるっていうのが答えですー
はっきりしなくてすいません^^;
まとめるとこんな感じかなと思います。
- 新卒、未経験 → 意味ある
- 転職 → 意味ある
- 社内での給与UP → ほぼ意味ない
- 実務 → 資格によって意味ある
詳しく説明していきます!!
IT資格は意味ない?!→新卒、未経験なら就職時にまあまあ意味がある
新卒や未経験からエンジニアになる方にとって、IT資格は意味があるものだとボクは考えています。
特に新卒の方はプログラムを組んだり、システム開発の実績があまりないんじゃないでしょうか。
昔のボクのように文系からエンジニアから目指す場合は実務経験がほぼないと思います
そんな中でIT系の資格は「カタチ」があるものということもあって、持っているとやはり違いますね。
非IT企業からIT企業へ就職する場合にも資格はわりと有効です。
未経験からのエンジニアってやつですね。
未経験の方もエンジニアとしての実績があまりないと思うので、転職時に一定の評価になる場合が多いかと思います。
新卒、未経験含めエンジニアの採用は
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力
- 技術力
- その人の性格
- etc…
などなど、いろいろな要素が考慮されます。
もちろん資格がすべてではないですよ。
ただ、同じぐらいの評価の人が並んだ時に資格がある場合とない場合、どちらが採用されやすい思いますか?
逆に、自分がIT企業の採用担当者なら、ITの資格持ってる未経験者と持ってない未経験者、評価が同じならどちらを採用しますか?
同じ評価なら資格持ってる方を採用しようと思いますよね…
企業の採用担当者もできる限り優秀な人を採用したいと考えています。
同じ評価の人と並んだ時、頑張って取った資格が「あとひと押し」につながるでしょう。
新卒、未経験の方がとるなら国家IT資格がオススメです。国家IT資格は「有効期限なし」かつ「つぶしがきく」んですよね。
希望する企業によりますが、取る資格に迷ったら基本情報や応用情報などの国家IT資格を取っておくのがいいでしょう。
IT資格は意味ない?!→転職のときも高難易度のIT資格なら意味がある
では、エンジニア経験者の転職ではIT資格は意味があるでしょうか。
結論は「エンジニア経験者の転職でIT資格は意味がある」です。
ただし、高難易度資格なら、という限定付きですけどね^^;
”高難易度資格”というのは例えばこんな感じです。
- システムアーキテクト
- ネットワークスペシャリスト
- プロジェクトマネージャー
- ITストラテジスト
- オラクルマスター(最低Gold以上)
ボクが勤めている大手SIerでも、↑あたりの資格を持っているとドヤ顔できます(笑)
ボクの勤務先はかなり人数の多いですが、社内的に見ても持っている人はそこまでいませんね。
ちなみに、応用情報技術者の難易度では転職で有利になるかはちょっと微妙な印象です^^;
やはり、転職で国家資格系で意味ある(有利になる)っていえるのは高度資格からですね…
IT資格は意味ない?!→会社で給料UP(出世)にはほぼ意味ないのが現実
続いて社内ですが、正直なところITの資格は会社での給料UPにはほぼ意味ないです…
給料UPっていうのはようは出世ですね。
でも資格とったら給料上がらない?
確かにIT系資格を取ったら奨励金という形で給料上げる会社もあるにはあります。
”資格もってたら給料を月+1000円”とかのやつですね。
ただ、奨励金制度って金額的には1000~3000円程度と思います。
資格勉強のための労力を考えると、ちょっと額が少ないかなー…って思います…
まあ、少なくても今後、10年、20年、奨励金が続くなら元が取れるかもなんですが…
奨励金制度で一番問題なのは制度がいつまで続くか分からないんですよね…
実はボクの会社でも奨励金制度はあったんですが、こないだなくなりました…
ホント無くなるときは一瞬でなくなりますよ…(そして悲しい…)
受験料全額負担しますって制度はかろうじて残ってますけどね^^;
あ、もちろん、受験料全額負担はうかったときだけですよ(世知辛い…)
なので、給料UPという観点での資格取得はけっこう微妙…
むしろ、ほぼ意味ないといえるでしょう。
昇格条件に資格の取得が入ってるので、しぶしぶ取ってる人が多いという状況じゃないかなと思います。
IT資格は意味ない?!→実際の仕事で役立つかは資格による
じゃあ、実務、日々の仕事で資格の取得は意味があるの?
実務で役立つかの結論としては国家IT資格はあんまり意味がない、ベンダー系資格は意味がある、というのがボク考えですね。
国家IT資格とベンダー系資格に分けて理由を説明していきますね。
国家IT資格は微妙(あんまり意味ない)
国家IT資格が実務で意味があるかというと、、微妙と言わざるおえません^^;
国家IT資格は内容が少し抽象的ですしね。
もともと実務経験豊富な人が知識を体系的に整理するのに有効ってといった感じでしょうか。
「資格の知識→実務に役立つ」のではなく、
「実務で得た知識→資格勉強で”そういうことか!”って気づく」といった感じですね。
抽象的な知識を実務で応用しようとすると、それなりの経験と考える時間が必要になります。
正直なところ、エンジニア経験が浅い方や配置換えで未経験の分野の仕事をしている場合は目の前の仕事で精一杯ですよね^^;
実務で得た知識を整理するのに国家IT資格は意味があるのですが、資格の取得が実務で役にたつかといわれると、かなり難しいです。。
国家IT資格は次のような資格です。ベンダー系の資格と違って「有効期限なし」「つぶしがきく」「受験料が安め」という特徴があります。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 高度試験(分野は次の通り)
・システムアーキテクト
・ネットワークスペシャリスト
・プロジェクトマネージャー
・ITストラテジスト
・etc…
ベンダー系IT資格はけっこう意味がある
ベンダー系IT資格は特定の製品に特化した資格です。
なので、対象の製品を実務で使用するなら大いに役に立つでしょう。
分かりやすいですね。
ベンダー資格というのはたくさんありませんが、代表例としては次のような資格でしょうか。
- オラクルマスター
- シスコ技術者認定資格
- Java SE
- VBAエキスパート
- etc…
VBAの資格もあるんだ!
ベンダー系の資格はめちゃたくさんあるのでいろいろ探してみるのもいいかもですね。
ほかにも「Android技術者認定資格」などもスマホの発展などもあって役に立つかもしれませんよ!
ベンダー系資格は「有効期限」があることが多いです。あと受験料が高額の場合もけっこうあったり…
正直なところ、”資格ビジネス”化してる感が出てきていますね^^;
なので勉強が無駄にならないように本当に必要な資格か勉強開始前に一度考えてみることをオススメします。
まとめ;資格取得の前にキャリア戦略を考えるのがオススメ
この記事では次のようなことを紹介しました。
- 就職、転職でIT資格はまあまあ意味がある
- 会社で給料UP(出世する)にはあまり意味はない
- 実務で役立つのはベンダー資格。国家IT資格は応用力が必要
いかがでしたでしょうか。
資格の「意味ある、意味ない」は今の置かれている状況、目指すべき方向性によって変わってきます。
また、資格の取得は受験料、教材費、勉強時間など投資が必要にもなってきますよね。
なので、「何のために資格を取るのか」「資格を取ってどうしたいのか」をしっかり考えてスタートすることをオススメします。
なお、この記事でも触れましたが、給料UP(出世)を目指した資格の取得はちょっと効率が悪いかもです…
給料UPを目指した資格の取得についてはこちらの記事でまとめてみました。
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!
それでは!
IT系の資格って意味ないって聞くけど、実際のところどうなの?