こんにちは!
複数の億規模プロジェクトで
PLやってるやまさんです!
うまくいく指示の出し方ってあるの?
初めてチームリーダーをやるときは
不安に感じますよね。
特にうまく指示を出すのは
チームとして成果を出すために
リーダーとして必要とされるスキルです。
指示を出すのは難しいと言われることが
多いですが
実は指示出しにはちょっとした
コツがあるんですよね。
この記事では5W1Hのフレームワークを
利用した指示出し方法と
指示を出すときのポイントを
紹介していきたいと思います。
チームで成果を出すことができれば、
あなた自身の負担を減らしつつ、
デキるSEとして周囲から
見られるようになりますよ!
また、自分の手が空くことになるので、
スキルアップやおもしろそうな
プロジェクトに参加するチャンスが
めぐってくるかも…^^
ぜひ、読んでみてください!
ITスキルとリーダースキルは別もの
前提ですが、ITスキルが高いからといって
優秀なリーダーになれるとは限りません。
リーダーとメンバーでは
求められる能力が違うからです。
なので、正直なところ、初リーダー業務で
うまくいくことなんてほとんどありません。
初めての仕事はうまくいかない…
これはプログラミングを
初めてやったときにも経験したことが
あるのではないでしょうか。
コンパイルエラーがたくさん出てしまう。
なんでエラーになっているか分からない。
試行錯誤して、
やっとコンパイルエラー地獄から
脱出しても、次はバグが出る。
どこでバグってるかこれもまた
よく分からない。
また、試行錯誤して…
このようなトライ&エラーの
連続だったのではないでしょうか。
初めてやることで成功することは
そうはありません。
成功したとしても
ビギナーズラックというやつで
長続きしないんですよね。
リーダーとしての仕事も同じです。
初リーダーを経験するときは
最初は失敗するものだ。
失敗して経験を積んで成長していこう
そんな気持ちでやることをおすすめします。
でも………
失敗せずに、すっと成功させたい!!!
それがホンネですよね^^;
正直なところ、ボクもそっち派です(笑)
そこで基本の型をまず覚えることを
おすすめします。
指示出しというリーダーの仕事において
ボクがおすすめする基本の型、
つまり、フレームワークは5W1Hです。
指示出しには5W1Hが便利
指示を出すときには
5W1Hのフレームワークを使うのがよいです。
伝達漏れがなくなって便利なんですよね。
今さら?5W1Hとか古くない?
たしかに5W1Hはビジネススキルの
フレームワークとしては古いです。
基礎中の基礎、徹底的に使い古されたと
言っていもいいでしょう。
ですが、基礎中の基礎だからこそ
使いやすく、それでいて強力なんですよね。
基礎だからといって甘くみてはいけませんよ!
ボクはPLを5年以上やってますが、
いまだに5W1Hは使い続けています。
それほど5W1Hは強力なんですよね。
なので、この記事を読んで現場で
試しにでも実践することを
おすすめします^^
ではおさらいもかねて、5W1Hと
5W1Hを利用した指示の方法を
紹介していきますね。
次のようになります。
- WHY:目的
何のために作業するのか - WHAT:何をするか
指示内容が完了したらどうなっていたらいいのか - HOW:どうやってやるか
どうやって作るのか。アプトプット形式はなにか(Excelで等指定はあるか) - WHERE:どこでやるのか
試験環境なのか/本番環境なのかなど - WHO:誰が
誰がまたはどのチームが作業するのか(指示しないと誰も作業しない) - WHEN:いつまでに
いつまでに終わらせてほしい作業か(期限の無い作業は終わりません)
以上を意識して指示を出していくのが
おすすめです。
逆に、過去に出した指示は↑の情報を
伝えきれていたでしょうか。
もちろん、1対1で指示を出すとき(WHO)や
やり方が決まっている定型作業(HOW)は
省略することもあります。
ですが、WHYやWHATを省略してしまうと、
指示内容がうまく伝わらないんですよね。
結果、意図したアウトプットが
出てこなくて期限直前で自分が作ることに…
期限が近づいてからのリカバリーは
めちゃ大変です。
5W1Hのフレームワークを意識して
漏れなく指示を出していってくださいね。
指示を出した後でよく発生する問題の1つが”期限内に作業をしてくれない”というものです。
期限を守ってもらうための方法についてはこちらの記事でまとめてみましたので、ぜひ読んでみてくださいね!
相手が理解しているか確認しながら指示を出す
5W1Hフレームワークに沿って
指示を出せば、
情報漏れなく指示を出すことができます。
ですが、こちらが出した情報を
相手が理解できているかは
また別の問題なんですよね。
ポイントは相手が理解しているか
確認しながら指示を出すこと。
そこでおすすめなのは5W1Hの説明の中で
いくつかの要素を説明したら
ここまでいいですか?
そうやって指示の途中で区切りを入れて
こちらから確認することです。
ボクが実際に指示を出す場面では
次のように区切って説明することが
多いです。
- WHYとWHATを説明
→ここで相手の理解度確認 - HOWとWHEREを説明
→ここで相手の理解度確認 - WHOとWHENを説明
→ここで相手の理解度確認
会話形式にしてみると、こんな感じ。
今回のプロジェクトでは、Zシステムについて、スマホアプリで顧客情報を更新できるよう改修を行います。
ウチは登録画面部分を開発することになったので、Aさんには画面設計をやってほしんですよね。ここまでOKですか?
了解です。具体的にはどんな画面にすればいいですか?
登録画面に実装したい機能は表形式で一覧化しているので、1機能、1ボタン単位で配置してほしいです。カラーやボタンの形式ですが、注文機能画面の設計案がすでにあるのでそちらをベースにしてください。
最終的には画面設計書としてExcelでまとめてファイルサーバへ上げてほしいです。いけそうですかね?
ベースがあるならできると思います。
ありがとうございます。ではAさんには画面設計書を作っていただくとして、1週間後に一度見せてもらうことできますか?分からないことがあれば、進捗会議のときかメールで聞いてくださいね。
分かりました!よろしくお願いします!
実際の開発ではもっと詳しく
指示しますが、こんな感じです^^
こちらから理解度を確認すると
分からないところがあれば、”分からない”と
メンバーは言ってきてくれるんですよね。
質問する機会を与えてあげましょう^^
ただ、指示を出す相手が
新人や若手SEの場合は注意!
確認しても聞きづらくて
聞いてこない場合があるためです。
そういう人の場合は
伝わったかな?ちょっと説明の仕方、ヘタだったから分かりづらいかな?
のように、”こちらに落ち度がある”
というのをにおわせてきいてあげましょう。
そこまでやる必要あるの?
正直なところ、本人の力量の問題も
あるんですが、丁寧にフォローすることを
やまさんはおすすめします。
というのも、
ここが不十分だとこちらが期待したものを
作ってもらえなくて
余計に手間がかかってしまうんですよね^^;
ということで、指示出しのときは
相手の理解度確認しながら指示を出すのが
ポイント。
特に、相手が新人SEや若手SEの場合は
さらにフォローをあつくしてあげるのが
結果的に自分のためになります。
ぜひ実践してみてください!
まとめ:指示出しは相手の理解度を確認しながら5W1Hで行う
この記事ではこんな話をしました。
- リーダースキルは特殊スキル。失敗しながら学んでいく
- 指示を出すときは5W1Hで相手に必要な情報を網羅する
- 指示は相手の理解度を確認しながら出す
いかがでしたでしょうか。
今回は指示の出し方のポイントについて
具体的に紹介しましたが、
逆に指示を受けることもあります。
会社で働いている以上、
社長にならない限り上司から
指示が出ますからね^^;
以下の記事では指示を受けることも含めた
コミュニケーション全般の
ポイントについてまとめてみました。
ぜひ読んでみてください!
それでは!
初めてチームリーダーをやるんだけど、メンバーにうまく指示を出せるか不安…