こんにちは。
複数の億規模プロジェクトで
PLやってるやまさんです!
会社で仕事としていると、人に仕事を
お願いする機会はありませんか?
そして、こんなことが
あるのではないしょうか。
こんな状況、後輩から相談されたときに
よく聞きます。
ボクも若手の頃、よく経験しました^^;
この記事ではバッファという考え方と
期限を守らせるための実践的な対策を
紹介したいと思います。
実践すれば、期限を守られないことへの
ストレスがグンと小さくなるので
記事を読んで、
ぜひ実践してみてくださいね!
Contents
仕事の期限を守るのはめちゃ難しい
そもそもの話ですが、期限を守って
仕事をするのはとても難しいです。
- 予想よりも作業が進まなくて
残業しなくてはいけない。 - 緊急性の高い問題が急に発生して
期限内にお願いされた仕事を
こなせなかった
などなど^^;
経験があるのではないでしょうか。
このような仕事に関わることでなくても、
カゼを引いてしまい仕事ができなかったり、
家族がいる人なら子どもが熱を
出してしまったなど、
仕事以外の理由で期限が
守れないこともありますよね。
期限を守れない人は実は毎回同じ人ではないでしょうか。
逆に言うと、期限を守る人は毎回期限何仕事をしてくれます。
期限を守って仕事をしてくれる人はとても貴重なので、そういう人は大切にするようにおすすめします。
お願いした仕事の期限は守られないものだと考える
仕事の期限を守ることはとても難しい、
という話をしました。
やまさんはたくさんのプロジェクトに
プロジェクトリーダとして
参加しています。
その経験から言うと、
仕事の期限は守られないものとして
認識すべきだと考えています。
そう思いますよね^^;
自分でも思います(笑)
でも、ここまでに説明した通り、
お願いした仕事の期限を守って
仕事をしてもらうのはめちゃ難しいです。
なら、
期限は守られないものして考える方が自然
ではないでしょうか。
特に自分がする仕事なら
自分が変わればいいだけの話ですが、
他人を変えるのは至難のワザです。
他人を変えるという
めちゃハードルが高い要件を考慮して
スケジュールを組むのは
非現実的ではないでしょうか。
とはいっても、当たり前ですが、
仕事には期限があります。
(当たり前すぎる…)
人に仕事をお願いしているということは
お願いした仕事のアプトプットを使って、
自分の仕事をするということ。
自分の仕事まで遅れてしまいますよね^^;
ここまで読んでもらって、
あきらめましょう!
なんてさすがに言えないです(笑)
ちゃんと対策を説明していきます!
ポイントだけ先に説明してしまうと、
お願いした仕事の期限と自分の仕事の期限は違うということです。
期限を守らない人には”本当の期限”を守らせる
対策の話をする前に、もう一度、
問題点をはっきりさせておきますね。
問題は人にお願いした仕事の期限が
守られないことではありません。
問題なのはお願いした仕事の結果を
使って仕事をするあなたの作業時間が
少なくなることではないでしょうか。
他人にお願いした仕事の期限が
守られないこと自体に問題はないんです。
問題は、ある作業が遅れると、
そのあとの作業の作業時間が短くなり、
全体としてどんどん遅れていくことです。
とういうことで、
解決策の基本方針は遅れを取り戻す期間を
設定することです。
具体的に説明していきますね!
前倒しした期限を伝える(スケジュールバッファの設定)
”バッファ”
この言葉を聞いたことありませんか?
ボクの部署ではこんな意味でよく使います。
ビジネス用語としてのバッファは「ゆとりがある」「余力がある」という意味で使う
https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/43605
1つ目の解決策はこの”バッファ”を
組み込んだ期限を相手に伝えるというもの。
この方法は上司、先輩、同僚など
能力があるけど、
期限を守れない人に有効です。
例えば、
月末が期限の作業を
お願いしたいとするとします。
ここで、仕事をお願いする相手に
”月末までにこの作業を終えてください”
こうお願いするのはNG(笑)
月末が期限なら月末より数日前を
期限にして作業をお願いします。
ときには1週間前を期限にすることも
ありますね。
つまり、
- 仕事をお願いする相手に伝える期限
→月末から数日前 - 本当の期限
→月末
こんな感じにします。
この”バッファ”期間を
どのくらい設定するかは
正直なところ、経験とセンスが問われます…
やまさんの場合はお願いする作業を
普通にやって5日かかるとすると、
1~2日ぐらいをバッファとして
設定してます。
なんで1~2日にしているかと言うと…
5日かかる作業は必死になれば、1~2日で
終わるケースが多いからです。
バッファは必ず巻き返しがきく期間以上を
設定する必要があります。
バッファを設定したけど、
結局間に合わない…
この状況は避けないといけません。
もちろん、仕事をお願いした相手が
”ちょっとこの作業間に合わなくて…”って
言ってきたときは
盛大に”恩”を売りましょう(笑)
仕方ないですね………。
なんとかするので明日の17:00までにお願いできますか?
こんな感じで、めちゃ頑張って
なんとかしてる感を出すのがコツ(笑)
お願いした作業がはやく帰ってくれば、
自分の作業に早く着手できるので
ウソではないはずです。
気にせず、ドンドン恩を売りましょう^^
なお、毎回同じように
期限延長をしていると相手も
こちらがバッファを持っていることに
気づいてしまいます。
なので、軽い作業のときは延長を
断ってしまうという手もあります。
相手が泣いちゃわない程度にして
あげてくださいね^^;
マイルストンを設定する
もう1つ”マイルストンを設定する”という
手法を紹介しておきますね^^
マイルストーンとは ~中略~ 作業の中間目標地点や節目のポイント地点のことを指します。
https://backlog.com/ja/blog/what-is-milestone-in-project-management/
プロジェクト管理で
よく使われる手法ですね。
仕事をお願いする上での使い方は
お願いする作業をいくつかのタスクに
分解しタスクごとに期限を設定します。
こうすることで、遅れを事前に
検知しやすくなります。
取返しのきかない遅れになる前に
なんとかしてもらうってことです。
この手法は作業をお願いする相手が
まだまだ能力的に未熟な若手や
長期間にわたって作業をする場合に
有効となります。
若手の場合、作業をお願いしたは
いいものの期限まで放置ということも
ありますからね^^;
チェックポイントを設定しておく
イメージです。
また、最初に設定したバッファ設定と
マイルストン設定の合わせ技という
方法もあります。
例えば、
Aという作業の期限が月末だとします。
さらにAという作業を
①、②、③という作業に分解し
マイルストンを設定したとします。
マイルストン設定だけだと、
①の作業 期限:20日
②の作業 期限:25日
③の作業 期限:月末
こうなりますよね。
バッファ設定+マイルストン設定だと
こうなります。
①の作業 期限:18日
→本当の期限は20日
②の作業 期限:23日
→本当の期限は25日
③の作業 期限:27日
→本当の期限は月末
合わせ技だと、さらに遅れるリスクを
小さくできますね!
まとめ
この記事では以下のようなことを
解説しました。
- 期限を守ること自体がめちゃ難しい
- 期限は守られないのが普通だと考える
- 2つの対策で”本当の期限”を守らせる
①スケジュールバッファの設定
②マイルストンの設定
今回紹介した対策はボクが開発現場で
試行錯誤しながら
発見した”技”みたいなものです。
ようは開発現場で発生した
問題解決の一例なんですよね。
ネタバラしをすると、やまさんは
論理思考という考え方で
今回の対策を考えました。
今回ケースでいうと
①仕事をお願いする
②お願いした仕事の作業してもらう
③お願いした仕事の結果を提出してもらう
④提出結果を見て自分の仕事をする
⑤自分の仕事を終わらせる
こんな感じで全体を分解しました。
今回は上の③と⑤の期限は違うことに
注目して対策を打ったわけです。
ネタが分かれば、
簡単な話ではないでしょうか^^
問題解決ができるSEは珍しい存在。
開発現場にいれば、すごい重宝されるのに
あまり注目されないですよね^^;
一方で世間一般的に注目されるのは
ITスキルの高さ。
ITの勉強をしないSEはSEではない、
といった空気まで感じることがあります…
この「SEなのに勉強しない→失格」の
空気感について、ボクの考えを
こちらの記事でまとめてみました。
このブログでも人気の記事なので
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
それでは!!