こんにちは!
複数の億規模プロジェクトで
PLやってるやまさんです!
先日、ネットを徘徊してたら、
こんな言葉を見かけました。
ノーコード開発
そう思い、いろいろ調べてみたら
なかなか大変なことになってる…
ボクはノーコード開発が発展したら
一定数のエンジニアさんは
残念ながら職を失うのではないのかな、
と思います…
この記事では
ノーコード開発が発展したとき、
どんなエンジニアさんが危ないのかと
そんな中でSEとして生き残る方法を
解説してみたいと思います。
ぜひチェックしてみてくださいね!
Contents
ノーコード開発ってなに?
そもそもノーコード開発って何?
コード書かずにシステム作れるわけないだろ!
その通りですね(笑)
システムはコードで成り立っているので
コードを全く書かずにシステムを
成立させることはできません。
でも、よく考えてみてください。
人間がコードを書かないといけない
理由はないと思いませんか?
結果的にシステムとして
成立していたらいいのです。
やりたいことを実現するために
必要な機能を持ったシステム(コード)が
あったら、
誰も文句は言わないのではないしょうか。
ノーコード開発はコードを書く部分を
システム(ツール)が代わりに
やってくれる開発手法です。
NoCode(ノーコード)とは、一言で言えば、ソースコードを記述することなく、Webサイト/アプリ開発を行うための開発手法のことを指す。
引用元:https://www.sbbit.jp/article/cont1/41455
今は特定のプラットフォームでしか
動かないようです。
ですが、ノーコード開発は
”速い”安い”のが特徴とのこと…
ここに一定の”うまい(品質がいい)”が
加われば、
実際の開発現場に登場してきても
おかしくないのではないでしょうか。
エンジニアが激減?ノーコード開発がもたらすもの
結論を言うと、ノーコード開発が
実際の開発現場で使われだすと、
残念ながら、一定数のエンジニアは
クビになるとボクは思います…
いくらなんでもおおげさじゃない?
そう思われるかもしれませんね^^;
でも、実際に“オフショア開発”で
同じようなことがおきています。
オフショアに仕事を奪われた日本人エンジニア
“オフショア開発”は聞いたことが
あるのではないでしょうか。
“オフショア開発”とは
現地(ボクらの場合は日本)で開発を行うのではなく、外国でシステム開発を行う開発方法のこと。
現地側では主に要件定義や外部設計などの上流工程を行い、コーディングや単体試験などはオフショア側で行うことが多い。
主なメリットは物価の違いを利用して
現地(日本)で開発するより
安くシステム開発ができるってとこですね。
ただ、オフショア開発にも難点があります。
品質が悪いんですよね…
オフショア先のエンジニアは
文字通り”設計書の通り”開発します。
ですが、設計書は日本語で
書かれていることが大半です。
日本人なら”行間”で読み取って
「書いてないけど、この処理も必要だな」
って、コーディングするところも
オフショア先のエンジニアの場合は
すっぽり抜けてるなんてよくあること…
まあ現地(日本)側の人間がしっかり
設計書を書けばいいんですよ^^;
オフショア先に誤解がないようしっかり設計書を書くと、
時間もかかるし書いてみると脳内で処理が補足されてしまうこともあるので、なかなか難しいのが現実です、
と、ここまで聞くと
やっぱ日本で開発した方がいいのでは?
と思いますよね。
ですが、日本人エンジニアでも、
残念ながら、設計書通りにしか
コーディングしない(できない)
プログラマーはいるのです…
やまさんは関わってませんが、
実際、ウチの部署でも、
日本人エンジニアで、設計書通りにしか
コーディングできない
プログラマーさんがいたようです。
正確にはボクはそのエンジニアさんを
知らないので、”いたらしい”になります。
その方は委託先の会社さん
所属だったのですが、
当時のPMにどうなったか聞いてみると…
会社ごと契約を切ったよ。
そのPMいわく、
オフショアレベルの成果なら、日本人よりも
賃金が安いオフショアに開発をお願いする、
とのことでした…
世間は厳しい…
ノーコード開発がプログラマーの仕事を奪う
ちょっと話がそれましたが、
ノーコード開発は今のところ
”速い””安い”という特徴を
持っているようです。
調べてみると、この”ノーコード開発”、
GoogleやAmazonといった巨大IT企業も
注目してるみたいでした。
ノーコード開発ツールは、今年にはいり、Googleがノーコード開発のプラットフォームのAppsheetを買収したり、Amazonがノーコードツールの「Amazon Honeycode」を公開するなど世界的に大きな話題となっており…
引用元:https://descartes-search.com/media/nocode-app-developement/
ここで考えてほしいのですが、
現在、GoogleやAmazonが本気を出して
ノーコード開発を
発展させようとしています。
ということは、ですよ。
ノーコード開発の”速い””安い”に
”うまい(品質がいい)”が
加わってもおかしくないのでは
ないでしょうか。
ノーコード開発で短期間に安く
一定の品質を持ったコードを
作ることができる…
このとき単純にコーディングしかできない
プログラマーがIT市場で必要とされるか
ボクは疑問です。
オフショアの例のように
出てくる成果が同じなら、
ウチの会社は「プログラマー → ノーコード開発」へ置きかえようか。
こんな状況になっても
おかしくないのではないでしょうか。
単純にプログミラングができるだけの
エンジニアは不要になる可能性高いと
ボクは思います。
だって、コード書く必要ないですからね…
システムで何をすべきか考える力のあるSEは生き残る
システムは目的を達成するための
ツールでしかありません。
極端な話、時間と人をかければ
つまり、手段を選ばなければ、
システムはいらないんですよ。
Google検索も情報誌みたいなのを作って
時間をかければ、
必要な情報を入手できます。
コンビニにあるATMだって、
銀行員の人がコンビニに
立っててもらえれば、
お金を預けたりできます。
1万件のExcelデータを処理するのも
時間と人をかければできてしまいます。
実際は効率が悪すぎるので、やらないですけど…
言われた通りにコーディングするだけの
プログラマーはノーコード開発が
発展したとき不要とされるでしょう。
結果が同じだからです。
結果(品質)が同じであれば、
安くて速い方法が選ばれます。
でも、SEが不要になる訳ではありません。
SEはコーディングだけが
仕事ではないからです。
なので、ノーコード開発が発展した世界で
生き残るのは次の2つのスキルをもった
SEとなるでしょう。
- お客さんやユーザがやりたいこと(目的)を理解し、どんな機能を持ったシステムがいいのか考えることができるスキル
- いろんなSEが分業で開発する機能を1つのシステムとしてまとめ上げることができるスキル
気づかれたかと思いますが、
この2つのスキル、コーディングと
関係ないんですよね。
逆に言うと、
コーディングスキルが高いからって
上の2つの能力が高いって
わけでもないでしょう。
なぜなら、ITスキルではなく、
違う次元のスキルだからです。
ノーコード開発というIT技術の
外にあるスキルなんですよね。
ビジネス的な目的を理解し
必要な機能を持ったシステムという
ツールを考えることができるSE。
分業で開発する機能を
1つのシステムとして
まとめ上げるスキルを持ったSE。
このスキルを持ったSEは
必要とされ続けるとボクは思います。
まとめ
今回は次のようなことを紹介しました。
- コーディングしないノーコード開発という手法が発展しつつある。
- ノーコード開発の発展はコードしか書けないプログラマーを淘汰する。
- ノーコード開発の発展してもビジネススキルを持ったSEは必要とされ続ける。
この記事で特にお伝えしたかったのは
ノーコード開発が発展する前に
今回紹介した次の2つのスキルを
磨いておきましょう、ということです。
- お客さんやユーザがやりたいこと(目的)を理解し、どんな機能を持ったシステムがいいのか考えることができるスキル
- いろんなSEが分業で開発する機能を1つのシステムとしてまとめ上げることができるスキル
なんですが、実のところ、
実際の開発現場では
↑のようなスキルを持ったSEは
今の時点でめちゃくちゃ需要が
高いんですよね^^;
残念ながら、できる人が
めったにいないのが現状です…
このスキルを磨く具体的な方法の1つとして
業務フローの知識を身につけるのを
ボクはおすすめしています。
次の記事でまとめているので
ぜひ読んでみてくださいね!
なお、今回紹介した通り、
ビジネススキルを持つSEは
需要が高いです。
ですが、逆に、プログラマーなどの
ITスキルだけで戦うようなSEは
競争がかなり激しいです…
これは年収という形でかなりの差で
あらわれます。
このことについては以下の記事で
まとめているので
こちらもぜひぜひ読んでみてくださいね!
それでは!
なんだこれ?