こんにちは!
複数の億規模プロジェクトでPLやってるやまさんです!
そう言われることが多いですが、本当にエンジニアは将来有望な職業なのでしょうか…
正直に言ってしまうと、将来性があるエンジニアと不安になるエンジニアで二極化すると、ボクは考えているんですよね^^;
この記事ではエンジニアとしての将来を考えたときに注意すべき点と今後活躍していくためのポイントを紹介してみます!
キャリア形成の参考になればうれしい^^
この記事は次のような悩みを持っている方に一度読んでみてほしい記事です。
- 将来必要とされるエンジニア像が知りたい人
- 今のままでエンジニアとして今後もやっていけるか不安に感じる人
- プログラミングスキルなど、ITスキルのキャッチアップに限界を感じる人
そんな方に参考になる記事だと思うので、ぜひ読んでみてください^^
Contents
このままで大丈夫なのかな…将来性に不安に感じるエンジニアの特徴
まず最初に「エンジニアとしてやっていくのにちょっとマズいんじゃ…」そう感じるエンジニアの特徴を紹介していきます。
特定のITスキルのみで今後も戦っていこうとしている
現在、身につけているITスキル”のみ”で戦っていこうとしているエンジニアは将来的にはちょっとまずいかもしれません…
IT技術は日進月歩。
移り変わりがとんでもなく速い世界です。
IT業界は5年もたてば新しい技術が出てくる世界…
突然、今、習得済のITスキルが必要とされなくなることもあります。
IT技術の移り変わりは速いですが、人生は短いようで長いです。
今だと定年は65歳のとこが多いんじゃないでしょうか。
人口そのものが減少して働ける人が減っているので、今後もっと長くなる可能性もありますよね。
今後は70歳。
さらにはもっと長くなっていく可能性の方が高いかも…
そう考えると、20年、30年先、それ以上先のことまでは見据える必要がありますよね。
目の前の仕事も大切ですが、数十年先を見据えてエンジニア人生を考えることも必要になってきます。
30年という長い目で見たとき、今のITスキルのみで戦っていくことはできるでしょうか。
ボクはちょっとマズいじゃないかなと思っています…
例えば、金融系のシステムではCOBOLという言語がよく使われています。
このCOBOLですが、数十年前まではメジャーな言語だったらしいんですが、今では知らない人もいるんじゃないでしょうか。
特に最近エンジニアになった方はCOBOLの存在自体知らないかも…
仮にCOBOLエンジニアだったとして、COBOL言語だけで今後もエンジニアとして生き残っていけるのか…
変化のスピードがそれほど速くない時代や業界だったらいいんですけどね^^;
ITという世界において言うと、正直なところ、同じITスキルでずっと戦っていけるかは微妙と言わざるおえません…
COBOLで戦っていく人はずっと金融系システムをやってれば生き残れるじゃないの?
そうですよね。
COBOL言語で作られたシステムを使う金融業界がなくなるまではCOBOLエンジニアも生き残ることができるはず
そう思うかもしれません。
ですが、このCOBOLを別のプログラム言語に置き換えようという動きもあるんですよね^^;
金融系や官公庁から信頼が高いCOBOL言語ですが、近年はJavaなどの他言語に切り替える動きもあります。そのため、COBOLの需要は少しずつですが減っていく可能性があります
引用元:https://www.fenet.jp/dotnet/column/jobchange/4556/#COBOL-2
今回は金融システムのCOBOLを例にしましたが、これは現在流行っている(?)Web系など、他のIT技術でも同じように技術が古くなって淘汰されていくような事がおきるのではないでしょうか。
IT業界の移り変わりの速さを考えると、特定のITスキルのみだけで戦っていくのは将来性という面では危険だとボクは考えます。
プログラミング”だけ”しかできない
同じくプログラミング”だけ”しかできないエンジニアも将来性という観点では不安を感じます。
というのも、ここ数年でエンジニアの数は結構増えてきてるんですよね。
最近はプログラミングスクールのテレビCMも流れています。
なので、プログラミングができるエンジニアの数はどんどん増えていくでしょう。
え?エンジニアは人不足なんじゃないの?
たしかに政府が出している統計上はエンジニアは不足しているという結果が出ています。
ただ以前記事にもしましたが、プログラミング”だけ”できるエンジニアはわりといるんですよね。
そのときの記事はこちら。
さらに言うと、最近はノーコード開発、AIの発達など、プログミング技術がなくてもシステム開発できてしまう技術が研究されています。
特に最近、Microsoftも「Power Automate Desktop(PAD)」の一部を無料で公開しました。
俗にいうRPAツールなんですが、プログラミングスキルを身につけていない方でもある程度は構築できるようになっています。
そういう意味でプログミラングスキルがなくてもシステム開発できる土台はどんどん整いつつあると言えます。
これが何を意味するのか…
プログミラングスキルの希少性が落ちてきている。
そう解釈することもできるんじゃないでしょうか。
そのため、プログラミング”だけ”しかできないエンジニアは
- プログラミングできる人が増えてきている
- プログラミングスキルがなくてもシステム開発ができる環境整備が加速している
- まとめると、プログラミングスキルの希少性が落ちてきている
そういった競争が激しく厳しい状況に立たされていくといえそうです。
プログミングスキルの希少性が下がっているという話をしましたが、これは年収という形でも表れてきています。
エンジニアの年収面の状況はこちらの記事でまとめてみましたので、興味がある方はぜひ読んでみてください!
エンジニアとして将来性が期待される人たちの特徴
ここまで暗い話でしたが、ここからはエンジニアとして将来有望とされる方々の特徴を紹介していきたいますね^^
これからのキャリア形成の参考になればうれしいです!
最新のIT技術をずっと勉強し続けるモチベーションを持っている
IT技術は変化の激しい世界、というのを紹介させていただきました。
この変化についていけるエンジニアはとても強いです。
変化が激しいITの世界において、話題になっているIT技術に関して知識を持っている人、開発経験のある人というのはとても重宝されます。
身近な例でいうと、新人エンジニアの頃、知識豊富な先輩に助けられたことありませんか?
ようは知ってること、経験したことが価値なんですよね。
誰も知識/経験が蓄積されていない状況でそれを知っているというのはとても強力な武器になるのを想像するのは難しくないと思います^^
情報は武器なのです…!(言いたいだけ)
- 三度の飯よりプログラミング
- ITの勉強が趣味
こんな人にとって、エンジニアは天職といえるでしょう。
さらに、このような人が需要が高いIT技術を見極めて勉強しだすともう止まりません^^
一級のITスキルを武器にIT人材市場という戦場で負けなしの存在となるでしょう。
ただ、1点だけ注意してほしいのはITスキルを武器に戦う場合、日頃の勉強をやめてしまうことは許されないということ…
- 仕事が終わった後、技術書読んで勉強
- 休日もIT技術の勉強
- なんなら休日は勉強したプログミラング言語でちょっとプログラミングしてみる
- etc…
ITの世界は変化が激しいですからね^^;
ITスキルで戦うということは常日頃から勉強を継続しなければなりません。
これはエンジニアとして働き続ける限り、人によっては定年まで続ける必要があるでしょう。
ITスキルを武器にエンジニアとして戦っていくのはITの勉強を努力と感じない人向けの戦い方だとボクは思います。
プロジェクトを推進する力を持っている
プロジェクトは問題解決の連続です。
システム開発のプロジェクトそのものが問題解決と言ってもいいかもしれません。
そんなシステム開発プロジェクトの中で人を巻き込みながら問題を解決していくことができるエンジニアの需要は常に高いです。
発生した問題に対して、解決すべき課題をはっきりさせどう対処していくか、他のエンジニアと話合いながら解決していく。
1人でできることは限られますからね
また、問題の発生を未然に防ぐ、そんな視点を持ち行動できるエンジニアも重宝されます。
- ここお客さんと話し合っておかないと、納品直前でもめそうだから決めておこう。
- こことここの機能の連携はバグりやすいから実装前に関係者で打合せをして認識合わせをしよう。
こんな感じで考え実際に行動できる人ですね。
問題が発生してから対処するより、問題が発生する前に危険を察知して問題が発生しないように動く方が効率がいいです。
もちろん、問題発生を恐れて作業が進まなくなってしまわないように注意は必要ですよ^^;
問題発生を気にしすぎてスピードが落ちるのは本末転倒です
いろんな関係者を巻き込む問題になりそうな点を中心に事前に問題が発生しないよう消し込んでいくのはとても有効です。
ユーザー(お客さん)が抱える問題を解決するという視点でITシステムを提案できる
結局のところ、ITシステムはお客さんがかかる問題解決するための道具です。
ITシステムそのものに実は価値はありません。
ユーザー(お客さん)が抱える問題点を解決する、そんな視点でITシステムを提案できるエンジニアもとても強いです。
世間的にはITコンサルタントなんて呼ばれたりしていますね。
ただ、プロジェクトにITコンサルがいるとは限らりません。
なので、お客さんの問題点を発見して解決するというスキルをエンジニアが持っておくのはとても有効です。
実のところ、お客さん自身も自分たちの業務(ビジネス)の問題点をちゃんと把握していなかったりするんですよね。
問題点をちゃんと把握している人はホントに貴重ですよ!
例えば、「この作業をIT化して効率化したいんだけど…」というお客さんは多いんですが、そもそもその作業をやる必要がなかったりするのは結構あります^^;
何が問題なのか、どうなったらいいのかの分析が不十分なので、解決策がかみ合ってなかったりするんですよね。
- その問題は解決すべき問題なのか。
- 解決すべきならどういう状態するのがいいのか
問題そのものを見極め、適切な解決策を示せるエンジニアは将来的にもとても重宝されるでしょう。
まとめ:エンジニアとしての将来性を考えるならIT以外のスキルを身につけるという方法もある
この記事では次のようなことを紹介しました。
■将来性に不安を感じるエンジニアの特徴
- 特定のITスキルのみで今後も戦っていこうとしている
- プログラミング”だけ”しかできない
■エンジニアとして将来安泰な人たちの特徴
- 最新のIT技術をずっと勉強し続けるモチベーションを持っている
- プロジェクトを推進する力を持っている
- 問題を解決するという視点でITシステムを提案できる
いかがでしたでしょうか。
この記事をここまで読んでいただければ気づいていただけたと思いますが、エンジニアはITスキルだけが競い合うところでもないんですよね。
”ITとそれ以外のスキルを一緒に使い総合力で勝負”する方法も実はあります。
と、そんなこと言ってますが、ボクも若手の頃はエンジニアとして生き残るには「ITスキルがすべて」と思っていました^^;
自分で言ってて心変わりがすごい…
ということで、「ITスキルがすべて」そう思ってたボクが心変わりしたエピソードを次の記事でまとめてみました^^
興味のある方はぜひこちらのリンクをタップ(クリック)して読んでみてください!!
それでは!
エンジニアは人材不足って言われてるし将来性もあって安泰だね!