- 新人SE時代 お前SEにむいてないよなーのつらい一言をもらった話
- 凡人文系SEがITスキルアップをあきらめたら年収上がった話 →現在のページ
こんにちは!
複数の億規模プロジェクトでPLやってるやまさんです!
先日はやまさんがITスキルがヨワヨワすぎて職場でも有数の優しい先輩から
お前SEにむいてないよなー。なんでこの会社入ったの?
こんなきっつい一言をいただいたお話を紹介しました^^;
まだご覧になられていない場合はこちらをタップしてぜひ見てみてくださいね!!
その後、やまさんはどうなったのか…このこの記事ではそんな話をしてみたいと思います。
文系卒でIT企業に入社したやまさん。
現場配属前の新人研修ではITスキルの勉強から逃避しました。
そんな”ツケ”が溜まりに溜まった状態で現場配属され地獄のような日々をすごします。
そんなある日、先輩からのきつい一言をいただきました(汗)
さすがにやばいと感じたやまさん(新人時代)はITスキルアップを目指して勉強を決意しますが…
Contents
脱使えないSE!!勉強してみてわかった本当にIT技術にはむいてない件について
先輩からのキツい一言で危機感を覚えたやまさん(新人時代)。
これアカンやつや…
さすがにITスキルアップのため勉強を開始しました。
とりあえず独学です。
そしてさっそく問題に直面します。
ITスキルアップってなにやればいいんだろ…
何をやっていいかまったく分かりませんでした。
考えること、数分…(←短い)
ITスキルといえばプログラミングだな!!
そんな軽い気持ちでプログラミングの勉強を始めることを決意(安易すぎる^^;)
とりあえず、日々の業務効率化するためにVBAでツールを自作することにしました。
プログミラングすれば、勝手にITスキルも身に付くだろう!
そんな超あまあまな考えのもとです。
こうやってスキルアップしていくんだキャリア戦略とかほとんど考えてません…
結局、作ることにしたのは自動PDF化ツールでした。
どんなツールかと言うと、そのツールが存在するフォルダ内のWordやExcel全ファイルをボタンを押すだけでPDF化するツールです。
今思うと、ネットで探せば、そのへんに転がってそうなツールですね^^;
正直なところ、単純にPDF化するツールは職場にもありましたが、Excelって選択してるシートしか基本的に印刷しないですよね。
なので、シート選択してないものも一律PDF化できるツールを作れば、いちいちExcelファイル開いてシート選択できてるか確認しなくてもOKだね!ってことで作成をスタートしました。
ホント、ちゃんと探せばネットにありそうなツール…
ということで、ITスキルを高め、ついでに日々の業務も効率化してしまおうと目論んだやまさん(新人時代)
その結果・・・
1週間ちょいで挫折しました ←オイ
挫折した理由はこんな感じ。
- モジュールの分割単位とかそういう設計の知識が皆無だった
- Googleや本を見ながらコードを組んでもエラーが出まくって作業が進みずつらかった
↑のような技術的な問題の他にも、正直なところ絶対に作らないといけないツールでもないということもありそこまでモチベーションを維持できなかった、ということもあると思います。
ただ決定的だったのは…
当時のやまさんにとって、慣れないコーディング作業は苦行としか感じることができなかった。
Google検索で参考になるソースを探しアレンジして貼り付けてもコンパイルエラーが発生…
やっと ”できた!” と思い、テストしてみると、IF分のELSE側に絶対入らないロジックになってる…
こういうのが一番でかいと思います。
結局、この経験で当時のやまさんは
あ、IT技術の勉強、自分むいてないわ。
これだけでした。
ITスキルで戦うのはムリ。そう思えたから成長できた話
ITスキルアップの勉強に挫折したやまさん。
とりあえず普通レベルになって先輩たちの足を引っ張らないようにだけはしよう思い、
職場で気配を消してました←
チーム内の定例会議では極力発言しないように意識してました。
何か作業する必要が出てきた時も物陰に身をひそめる…ことは会議室なのでできませんでしたが、(やってたらただの不審者やん(汗))
文字通り息を殺します。
先輩や下請け会社の方たちもやまさんがダメダメなことは分かっていたので、あまり話をふろうとも
思ってなかったような気がします。
もちろん、いじめらているとかそういうわけではないんですが、なんというかすごい居づらいというか、とても肩身がせまい。
そんな居心地の悪さを感じる日々でした。
そんなある日のことです。
お客さんから1本の電話がかかってきました。
この処理、なぜかエラーになるんだけど、どうなってるの?!
トラブル発生の電話。
どんなトラブルだったかは割愛しますが、とても複雑なロジックのところでやまさんは一瞬で解析するのをあきらめました。
先輩や熟練の下請け会社の方はあーでもない、こーでもないと言いながら解析しています。
何か自分でもやれることありますか?
もちろんそんなこと聞ける雰囲気ではありません。
さすがに殴られます。
存在感を消す努力をしていたので空気を読む能力は高かったのかもですね←
先輩たちはめちゃくちゃ忙しそうにしてる。
そんな中で自分だけのほほんとしてるわけにはいかない。
こんな使えないやつでも、優しく接してくれる先輩。
こんな使えないやつでも困ったときは助けてくれる熟練のSEさんたち。
何かしないといけない。
いや、違う。
同じチームの一員として何か貢献したい。
そんな使命感のようなものがありました。
今思えば、ただ自分を認めてもらいたかっただけなのかもしれません。
でも、どんなに使えないポンコツでも困ったときに助けてくれる先輩や熟練SEさんたちに恩返ししたい。
その気持ちにウソはなかったと断言できます。
何かできることはないか…
ここで何もしなかったら自分はずっとポンコツのままだ。
何かチームに貢献できることをしたい。
そんなとき、ふと思い出したのです。
やまさんがいる会社では本番環境(商用環境)の資源をいじるときはいろんな手続きが必要となります。
まあセキュリティとかいろんな理由で必要なんですが、これがまあめんどくさい。
そんなめんどくさい作業は必然的に若手にまわってきます。
組織で働く宿命みたいなやつですね(苦笑)
そんな感じなので本番環境の資源をイジるための手続きは何回かやったことがありました。
むしろ、プログラミングなどのITスキルが壊滅状態だったので、必要になるたびに先輩から指示を受けて毎回やってました。
今回トラブル解析が終わって試験が終わったら必要になることは明白。
よし、とりあえずこれやっとこう。
絶対に必要になるしムダにも迷惑にもならないだろう。
そう思い資料作成を始めました。
数時間後・・・
次は本番環境に資源反映だ!
やまさん、手続き資料作ってくれる?
おれ、この作業苦手ですごい時間かかるんだよね。助かる!!
今でも覚えているんですが、この”ありがとう”がとてもうれしかったのです。
おそらく配属されてはじめて仕事で人から感謝された瞬間でした。
ろくにソースコードもかけないポンコツな自分でも仕事で感謝してもらえることがあるんだ。
こんな自分でもチームに貢献することができるんだ。
そう思うことができました。
そして、このときの先輩の言葉がやまさんの転機になります。
先輩はこう言いました。
この作業苦手ですごい時間かかるんだよね。
ITスキルがなくても、圧倒的技術力を持つ先輩たちの役に立つことはできるんじゃないか。
むしろ先輩たちが苦手な作業を自分ができるようになればいいんじゃないか。
やまさんが社会人になってはじめてしたビジネス的な思考でした。
ITスキルで戦うのやめました。凡人SEのサバイバル術
やまさんが所属していたチームの先輩たちは抜群のITスキルを持っていました。
そんな先輩たちの中でITスキルで戦っても同じレベルまで達するのに何年かかるか分からない。
むしろ、自分のセンスでは同じレベルまで到達できるかも分からない。
それに気づき、やまさんはITスキル習得をやめました。
SEやっている以上、やめたは言い過ぎかもですね^^;
ITスキルは”並”、”平凡”のレベルで良しとすることにしました。
自分が戦うべき場所はそこじゃない。
ITスキルがダメならビジネススキルを習得してはどうだろう。
そう仮説を立てて、実際に本を読んで勉強をしました。
- 論理思考
- エッセンシャル思考
- 仮設思考
- 逆算思考
- ビジネスにおける戦略と戦術の違い
- etc…
もう後がないので100冊ぐらいのビジネス書は読んだと思います。
今思えば、内容が同じものもあったので100冊も読む必要はなかったんですけどね^^;
とにかくもう必死です。
そして、のちにこれが大当たりします。
勉強後、やまさんは先輩方を観察することにしました。
今思うと、めちゃ感じ悪いですね(笑)
ここで使ったのは勉強して学んだ論理思考でした。
先輩たちの仕事内容を関連付けしながら構造的に細分化したのです。
結果、先輩たちはトラブルのときのようにIT技術に関係するところは抜群だったのですが、IT技術に関係のない分野に弱いことが分かりました。
ようはエンジニアの仕事にもITスキルが必要なものと必要でないものがあることを理解したのです。
次に先輩たちが苦手でITスキルがいらない作業を自分でできるようにいろいろ調べます。
ITスキルが必要な仕事で能力が足りないものは全部無視しました。
そういう作業は先輩たち含め他の方たちに任せます。
重要ではないことにパワーをかけず、重要なことだけに集中するエッセンシャル思考ですね。
そうしていくうちに周りの目が変わってきます。
こんな感じで一目置かれるようになりました。
ようは認められるようになったのです。
こうなればこちらのものでした。
問題が発生したときに提案するのです。
この問題って結局、AとBという問題に分割できるんじゃないでしょうか。
この問題より、こっちの問題を優先して解決した方がよさそうな気がしますが、どう思われますか?
もちろん、やまさんのITスキルは平凡レベルなので技術的な問題を解決する力はありません。
ですが、問題解決のための戦略を提案することで先輩たちが持っている優秀なITスキルを駆使し問題を解決していきます。
こうしていると、
「よくあんな観点思いついたなー。 おかげてなんとかなったよ」
「飲み行くか!」
そんな風に言ってもらえるようになりました。
ビジネススキルを勉強した恩恵はこれだけではありません。
担当者の間で評判がよくなるとそれが社内のえらい人の耳に入るようで大きなプロジェクトを
任せてもらえるようになったのです。
やまさんは社内で力を入れているプロジェクトのプロジェクトリーダに任命されました。
開発原価は4憶ほどだったと思います。うちの会社では大きめのプロジェクトでした。
このとき、やまさんは入社5年目。
社内的にこの年次でプロジェクトリーダになるのは異例でした。
まあそうなってくると、すごい上がるのです。
給料が(笑)
上司との面談で給料が上がることは事前に聞いていたのですが、実際の給与明細を見て驚きました。
月給をボーナスかと勘違いするぐらい上がりました。
もちろんボーナスも爆上がりしてニヤニヤしました(笑)
なぜ、驚くような年収の上がり方をしたのか。
それはビジネススキルを持ったSEは希少価値が高いからです。
ITスキルを持ったSEは正直たくさんいます。
なので、ITスキルで戦っていくのは競争倍率がとんでもなく高いんですよね。
さらに言うと、IT技術の進歩は凄まじく早いです。
この速度は今後も加速するでしょう。
そのたびにITスキルを身につけなおして競争していく必要があります。
一方でビジネススキルはそこまで大きな変化はないです。
しかも、ビジネススキルを身につけているエンジニアは少ない。
ブルーオーシャンなのです。
IT技術の勉強に情熱が持てない。
このままITスキルを身につけていくだけでエンジニアとして食べていけるのか不安。
そんなエンジニアにとって、ビジネススキルは情報革命時代のサバイバル術になる。
そう、やまさんは考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか^^
こうしてやまさんは”凡人SE”でありながら、”ポンコツSE”を脱出することができました。
さらに年収まであがりました(笑)
これはある意味、ITスキルがなかったおかげとも言えるんじゃないかなと思ってます。
そうでないと、ビジネススキルの重要性に気づくことができず、ひたすら不得意なITスキルを勉強する毎日を送っていたんじゃないかなと思うんですよね。
繰り返しになりますが、ビジネススキルはエンジニアにとっての強力な武器になります。
ボクはこのビジネススキルという武器を手に入れるために、100冊ほどのビジネス書を読んで実践し自分の中に落とし込みました。
なので、100冊読もうね!と言うのは簡単なんですが、普通、100冊のビジネス書を読むのためらいますよね^^;
知識にお金を投資することはボクはいいことだと思うんですが、読む時間もかかりますし、どんな本を読んだらいいのか迷ってしまうかと思います。
ここでボクが読んだビジネス書、100冊を紹介してもいいんですが、無料でなかなかいい動画を見つけたのでここで紹介しておきますね^^
やまさんももちろん実際に見てこちらの記事でレビュー書いてみたので、気になった方はぜひ見てみてください!
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それでは!!