こんにちは!
複数の億規模プロジェクトでPLやってるやまさんです!
「エンジニアとして成長を感じない」
「仕事がきついわりに給料が低い」
「毎日深夜残業で終わりが見えない」
「人間関係がギスギスしている」
こんな状況だと、エンジニアなんて辞めてやる!って思っちゃいますよね。
ボクも忙しい時期に自分よりヒマしてる上司がたくさん給料もらってて「辞めてやる!」って思ったことがあります^^;
正直なところ、「辞めたい」と思ったら転職をすすめられることが多いです。
ですが、辞めたいと思う理由によっては転職しても問題を解決できないこともあるので注意が必要なんですよ。
この記事ではエンジニアを辞めたいと思う理由と理由別の対処法を紹介してみたいと思います。
ぜひ読んでみてください!!
Contents
「エンジニアを辞めたい」の5つの理由と対処方法
結論を言うと、エンジニアを辞めたいと思う理由とその対処方法は次の通りです。
辞めたい理由によっては転職しても解決しないのがポイントですね。
「辞めたい→転職」という流れが多いので注意が必要になります^^;
また、辞めたいと思う理由によってはエンジニアという職業のまま、別の役割でエンジニアの仕事を続けた方がいい場合もあります。
エンジニアは専門職でありながら、いろんな仕事がありますからね。
プログラミングだけがエンジニアの仕事ではないですよ。
ということで、さっそく辞めたい理由とその対処方法について詳しく説明していきたいと思います。
エンジニアを辞めたい思う5つの理由
エンジニアを辞めたい思う理由は大きく次の5つではないでしょうか。
- 成長を感じられない
- 人間関係がギスギスしてる
- 仕事のわりに給料が低い
- 残業時間が長い。休日出勤が多い
- プログラミングなどITの仕事に向いてないことに気付いた or 新しい技術の勉強がしんどい
給料や人間関係の理由で「辞めたい」と思う人は結構多いんですよね。
エンジニアだからといって、IT技術の悩みばっかりではないとこがポイントです!
成長を感じられない
このまま仕事しててもエンジニアとして成長できない気がする…
このようなことを一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
実のところ、ボクはエンジニアになって10年以上たちます。
10年もエンジニアをやっていることもあっていろんな先輩や後輩を見てきました。
若手から中堅と呼ばれる頃になるころに「エンジニアとしての成長を感じられない」という悩みから、辞めようか考える人が多いです。
若手から中堅と呼ばれる頃には仕事も慣れてきて、ある程度、余裕が出てくるころですからね。
若手から中堅ぐらいの時期で「自分はこのままでいいのか?!」という悩みを持つことは多いんですよ。
これは会社側の事情も少し関わってくるんですよね。
会社側としては任せる仕事に関係する分野で実績を持った人に任せたいと思っています。
なので、会社側は似たような仕事を同じエンジニアにまわしがちになってくるんですよね。
結果、若手から中堅エンジニア側からすると、毎回同じような仕事が多くなってくるんですよ^^;
そんな事情もあり、若手から中堅ぐらい「エンジニアとして成長できているか不安」と感じるのはおかしなことではありません。
むしろ、ちゃんとキャリアのことを考えられているので良い傾向だと思います^^
人間関係がギスギスしてる
なんかこの職場、やりづらいな…
「辞めたい」と思うエンジニアで意外と多いのが人間関係の悩みです^^;
職場によっては独特な習慣や暗黙知のようなルールがあったりしますよね。
慣れてない人からすると、「なんでこんなことしないといけない?」「なんでこれやっちゃったダメなの?」とかいろいろ思うことが出てきます^^;
その他にも、エンジニアは技術力一本で生き残ってきた職人さんのような方もいます。
技術力一本のエンジニアさんは職人気質というか、個性が強い場合もあるんですよね。
いわゆる体育会系な感じの人もいますよ!
IT業界って外から見ると、新しい感じがしますが、意外と昭和的な空気が残っている職場もあるんですよね。
なので、IT業界では意外と職場の雰囲気とか人間関係に悩む人は結構多いです^^;
仕事のわりに給料が低い
仕事量のわりに給料が低い
仕事の責任に対して給料がいまいち…
給料に関する悩みもエンジニアを辞めたくなる理由の1つですね。
これは分かりやすいんじゃないでしょうか。
特に年功序列の会社の場合「仕事量や責任を考えるとあの人より給料が低いのは納得いかない」といったこともあるでしょう。
お金のことを言うのはよくないこと、なんて空気が流れてますが、仕事とお金(給料)は切っても切り離せない関係。
ボクもどうせ働くならたくさん給料もらたいです!
職場ではあまり言われませんが、お金の悩みで辞めたいと思っている人もかなり多いです。
残業時間が長い。休日出勤が多い
最近ずっと終電帰り…
明日は友達と遊ぶ予定だったのに休日出勤になっちゃった…
プロジェクトが炎上すると、残業時間が長くなり、休日も仕事をしないといけないといった状況になりがちです。
特にエンジニアは、一時期、3K(きつい、帰れない、給料安い)の職業と言われていました。
最近は改善傾向にありますが、きつい(ストレスが溜まりやすい)、帰れない、というのはまだまだ残っていると思います。
たしかに、仕事なので一時的に頑張らないといけない場面はあるでしょう。
ですが、長時間労働や休日出勤がずっと続く(それが普通になってる)ようだと、話は別です。
目安としては次のようなケースにあてはまる場合は対策を考えた方がよいでしょう。
- 1ヵ月以上、忙しい時期が続き、改善の傾向がみられない
- プロジェクトが変わっても常に炎上している
本当に忙しいと「このままで自分は成長できるのか」といった悩みはあまり持ちません。
目の前の仕事が忙しすぎて考える余裕がないんですよね^^;
ただ、成長していくためには自分のキャリアを見直す時間も必要です。この記事の後半で紹介する対処法も参考にして、忙しすぎる場合は対策が考えた方よいでしょう。
プログラミングなどITの仕事に向いてないことに気付いた or 新しい技術の勉強がしんどい
エンジニアになってしばらくしても、プログラミングスキルの技術力が向上しない。
最近の技術動向についていくのがしんどくなってきた。
これ、意外と多い悩みなんですよね。
というのも、以前このブログでもこちらの記事で「エンジニアはIT技術に興味を持たないとやっていきないのか」といったテーマでボクの考えをまとめました。
ボクはブログ記事を書くと、Twitterで更新のお知らせをツイートするんですが、この記事に結構な反響があったんですよね^^;
あまり目立ちませんが、エンジニアはIT技術に興味があって当たり前、勉強して当たり前、そんな空気を辛く感じる人は多いんです。
エンジニアを辞めたいと思ったときの5つの対処法
ここからはエンジニアを辞めたいと思ったときの対処法を紹介していきます。
記事の最初に少しふれましたが、辞めたいと思ったときの対処法は転職がすべてではないですよ!
闇雲に転職しても問題が悪化する場合もあるので注意が必要です。
ということで、辞めたい理由別の対処法は次の通りです。
- 成長を感じられない場合はまずは異動希望から。ダメそうなら転職も視野に
- 人間関係に悩んでいる場合もまずは異動希望がオススメ。転職は注意が必要
- 給料の不満はエンジニアキャリアの方向性を考えてから行動するのがポイント
- 長時間残業が休日出勤が多いがずっと続くようなら転職を考える
- ITに向いてない、技術の勉強がしんどいと感じるなら技術力以外で戦う方法も考えてみて
詳しく説明していきますね。
成長を感じられない場合はまずは社内の異動希望から。ダメそうなら転職も視野に
今のままで自分は成長していけるのか…
成長を感じられない場合はまずは社内で異動を考えてみましょう。
転職は社内での異動を考えた後でも遅くありません。
というのも、転職ってリスクが高いんですよね。
転職の先の情報は社内の情報より得にくいです。
- 働く職場の人間関係はどうなっているか
- 残業時間はどれくらいか
- お客さんとの関係性は良好なのか(お客さんとの関係で作業量が変わることがある)
- etc
こういった働くうえで確認しておくべき情報は社内の方が得やすいです。
一方で、転職の場合、転職先は社外情報になりますよね。
社内だと簡単に手に入る情報も社外情報だと集めるのは難しくなるケースがあります。
なので、転職より、まずは社内で自分が希望する仕事があるか調べてみる、情報を集めてみるのがオススメですよ。
人間関係に悩んでいる場合もまずは社内の異動希望がオススメ。転職は注意が必要
人間関係に悩んでいる場合もまずは社内で異動できないか考えてみるのがオススメです。
特に人間関係は所属するチームが変わるだけで劇的に変化することがあります。
今の給料や福利厚生等に特に不満を感じていないのなら、簡単に転職するのは避けた方がよいでしょう。
というのも、転職しても人間関係が改善するとは限らないんですよ^^;
人間関係に悩んで転職したのに、転職先の方が人間関係ギスギスしてた
そんなことになったら最悪です…
1回転職すると、最低でも半年は転職先の会社の職場にいないといけないでしょう。
短期間で何回も転職するのは現実的ではありません。
さらに、転職してすぐに異動したいと言い出すのはかなりの根性が必要なのではないでしょうか^^;
一方で、社内で異動して異動先でも人間関係が良くなかった場合、転職するという手段が残されていますよね。
人間関係はその環境の中に入ってみないと分からないことが多く、ある意味ガチャの要素が結構あります。
なので、取れる手段はできる限り残しておいたほうが良いでしょう。
給料の不満はエンジニアキャリアの方向性を考えてから行動するのがポイント
仕事のわりに給料が低いという悩みの場合、エンジニアとしてどういうキャリアを積んでいくか考えてから動くのがポイントです。
「とりあえず転職!」というのは危ないですよ!
ぶっちゃけると、エンジニアとしてどういうキャリアを進むかを決めると、ある程度の年収は決まります。
年収が決まる要素してはこんな感じですね。
- 業界の要素
エンジニアとして働く→「IT業界」業界で働くことが決定 - 会社の要素
会社の給与テーブルで各テーブルの年収枠が決まる - 会社の中のポジションの要素
技術を極めるのか、マネージャーなどの管理職を目指すのか、会社の給与テーブルのどの枠に入るのか決まる
給料に不満があって「辞めやる!」と感じている場合、上記の3つのポイントで考えてみるのがポイントですよ^^
「エンジニアとして働く」ということは業界はIT業界になるはずです。
なので、「業界の要素」についてIT業界は現在、超伸び盛り^^
高い年収がほしい人でも問題ないでしょう。
次に「会社の要素」は先輩や上司に自分が希望する年収をもらっている人がいるか、調べてみましょう。
役職ごとのだいたいの給料は社員同士のウワサでまわってますし、意外と先輩や上司に直接聞くと教えてくれることもありますよ。
なお、この時点で希望年収を達成する人がいなければ、転職を考えてOKです。
というか、希望する年収をもらってる人がまわりにいない場合、転職一択ですね。
その会社でどう頑張っても、希望の年収に到達しないってことですから^^;
サラリーマンで会社の給与テーブル以上の給料をもらうのはどう頑張っても無理です…
最後に「会社の中のポジションの要素」としては「会社の要素」で調べた先輩や上司が自分の目指すキャリアと一致しているかを確認します。
例えば、技術力を磨いて年収1000万を目指す場合、先輩や上司に技術力を磨いて年収1000万をもらってる人がいるか確認します。
なお、日本企業中心に、技術力よりマネジャーよりのキャリアの方が高い年収を達成しやすいですね^^;
キャリアの方向性と年収という観点は転職や年収UPを考えるうえで忘れがちの観点なので注意が必要ですよ。
なお、エンジニアの年収の決まり方についてはこちらの記事で詳しくまとめみました。
興味あるの方は読んでみてくださいね^^
長時間残業が休日出勤が多いのがずっと続くようなら転職を考える
これは断言しますが、長時間残業が休日出勤が多いがずっと続く場合は転職した方がよいでしょう。
”ずっと続く”というのがポイントですね。
長時間残業が休日出勤が常態化してる会社はそういう文化である可能性が高いです。
残業、休日に働くのが当たり前になってるってことですね。
大企業の場合、担当が違うと別会社レベルで文化違ったりしますが、結構レアjケースだと思います。
なので、たいていの場合は異動しても異動先で同じように長時間残業が休日出勤が続く傾向にあるんでよね^^;
なので、長時間残業当たり前、休日出勤当たり前みたいな会社は転職して離れちゃうのが一番いいですよ。
このとき「他のメンバーに迷惑がかかる」とか「今まで育ててきてもらったのに…」なんて気にする必要はないですからね。
あなたという人間を守れるのはあなたしかいません。
というか、そもそもの話になっちゃいますが、
「エンジニアが働きたいと思う環境を作れなかった会社が悪い」
ただそれだけです。
あなたは悪くありません。
こういうブラックな会社は「転職します」と言うと、いろんな手で引き止めようとしますが、無視でOKですよ。
会社の就業規則では、たいてい辞める1ヵ月前に退職する旨を伝えること、と決めれられいてることが多いです。
ルールの中で対応すれば、誰も何も言えません。
ちなみに退職時に有給が余っている場合はきっちり消化するのがオススメです。
弁護士さんのHPによると、たしかに会社は従業員の有給休暇取得時期を変更する権利を持っているようです。
ですが、退職時において会社側は有給休暇の取得時期変更の権利を行使できないようです。
時季変更権は、変更可能な時期を指定できない場合は行使することができません。そのため、退職時の有休消化には行使することができません。
引用:https://roudou-pro.com/columns/157/
退職前の有給消化もルールの中で戦っているだけですよね。
気にせず、もらえるのはもらっちゃうのが良いかと思います。
ITに向いてない、技術の勉強がしんどいと感じるなら技術力以外で戦う方法も考えてみて
「エンジニアになったはいいけど、ITの仕事に向いていない」
「最新の技術についていくのが大変になってきた」
こんな悩みを持つ場合、エンジニアとしてのキャリアの方向性を考え直してみるのがいいんじゃないかと、ボクは思います。
エンジニアそのものを辞めちゃうのはもう少し考えてからでもいいんじゃないかな、と思うんですよね。
たしかに、エンジニアはITの専門家です。
ITの知識がまったくないとやっていくことは難しいでしょう。
ですが、エンジニアという職業はITの知識以外にも、いろんな能力が求められる職業でもあるんですよ。
例えば、エンジニアの中でもプロジェクトマネージャー(PM)という立場になると、技術力よりもマネジメント能力が求められます。
特に「最近、技術の勉強がしんどいな…」と感じる方はすでに一定の技術力を習得済のことが多いです。
さらに、開発経験もありますよね。
こういった人がPMやプロジェクトリーダー(PL)に必要なスキルを身に着けると、かなり重宝されますよ。
現場の状況も予想できますし、問題への対処も現実的で効果のある対策を指示できるので、メンバーからの信頼がまったく違います。
でも、エンジニアならやっぱりITの勉強はしないとダメなんじゃないの?
たしかに「エンジニアなら技術の勉強をしないといけない」といった風潮があるのもボクは理解しています。
ただ、勉強しないエンジニアは悪なのでしょうか。
ITの勉強が好きでたまらない
そんな人は勉強して技術力を磨けばいいと思うんですよ。
ですが、「勉強しないエンジニア=悪」というのはちょっと違うんじゃないかなーって思うんですよね。
エンジニアとして生きていく力があればいいんじゃない?
技術力がエンジニアのすべてではないんじゃない?
そう思うんですよ。
むしろ、やりたいことを我慢して、やりたない技術の勉強をずっと続ける方が不幸なんじゃないかなと思うんです。
「勉強しないエンジニア=悪」という雰囲気についてはこちらの記事でまとめてみましたので、気になる方は読んでみてください。
まとめると、ITに向いてない、技術の勉強がしんどいと感じる場合は技術力以外で生きていく方法を一度考えてみるのがボクのオススメです。
まとめ:エンジニアを辞めたい理由にあった対処法を選ぶのがポイント
この記事では次のようなことを紹介しました。
- エンジニアを辞めたいと感じる理由には大きく5つある
- 辞めたい理由ごとに対策は異なるのでしっかり考えて行動する必要がある
- 辞めたい理由にあった対処をしないと、転職しても同じ悩みをかけ続けることになる
いかがでしたでしょうか。
この記事で触れた「給料の決まり方」と「勉強しないエンジニア→悪の雰囲気について」をまとめた記事のリンクをもう一度おいてきますね。
このブログでもなかなか人気の記事なので、興味のある方はぜひ読んでみてください^^
エンジニアとしてのキャリアを見直すきっかけになればうれしい。
それでは!
対処方法:まずは異動希望を出してみる。ダメそうなら転職も視野に
対処方法:転職を考えてみるのがオススメ(ただし注意点も)
対処方法:エンジニアキャリアの方向性を考えてみるのがオススメ
対処方法:ずっと続くようなら転職も視野に
対処方法:技術力意外のスキルを武器に戦う方法も考えてみて